・帽子屋ファミリーEND結論から先に言うと、
アリスが帽子屋ファミリーの構成員になるエンディングでした。客人でもメイドでもなくて、正真正銘、マフィアの仲間入り。もちろんお遊びじゃなく本気です。
帽子屋屋敷で滞在するうちにマフィアの皆さんに毒されて。アリスの順応力の高さ。いつまでも余所者という珍しいお客さん扱いではなく真の意味で皆の仲間になりたかったから。
などなど、色んな気持ちが混ざり合った結果なのでしょうが、帽子屋屋敷の皆と行動を共にするうちに
アリスがブラッドのことを敬愛してしまうんですよね、このルートでは。
敬愛です、KEIAI。恋愛ではなく、エリオットがブラッドに向けるのと同じ気持ち。あそこまで無条件にキラキラと尊敬の眼差しを向けての心酔はできないとアリス自身が言っていて、その通りなんだけど(笑)、「ボスが他人に貶められるのは許せない」とアリスが本人を前にして直接訴えてしまうくらいの尊敬の念であることには違いなく。
クローバーでは、たまにだけど、要所要所でアリスも「ブラッド」ではなく「ボス」呼ばわりです。……アリスのボス呼びは慣れてないので正直違和感があります。(笑)
まあ、ボスはカリスマだし、気持ちはわからんでもないけども。アリスってまだ学生程度の年齢なのにやくざ者の道を選んだらロリーナさんが泣く。いやもう草葉の陰で泣いているのは間違いないな。
そんなこんなで、ある日突然自分がブラッドを敬愛していることに気づいたアリスは思い切ってブラッドにファミリーに入れてくれと頼みます。
でも最初はボスはそれをやんわり拒絶するんですよ、「ファミリーの一員にならなくても君はすでに家族だから無理することはない」と。「家族」を強調して。
ここ、ボスにすっごく萌えました。おまえって奴はただのセクハラ男じゃなかったのね、いかすぜ! と。
なんだけど、アリスの意志は固かった。
アリスも勿論生半可な気持ちで言い出したわけじゃなく、アリスの意志を尊重してやれというエリオットの後押しもあって、ボスも折れました。(エリオットも気持ちはそれなりに複雑みたいですが、非力なアリスが仲間になったらなったらで自分たちが危険から守ればいいというスタンスらしい)
エンディングのボスはマフィアのボスチックでかなり怖かったです。おちゃらけモードやアホ可愛いらしさは微塵も在りません。so cool! や、実際本当にマフィアのボスなんだけど(笑)
「ハート」ではマフィアといってもマフィアの暗黒面はほとんど表に出てこなかったので、「クローバー」でのマフィア描写はなかなか面白かったです。といっても、所詮は(という言い方はアレなんですが;)全年齢ゲームなので、たいした描写ではないんですけどね。
儀式でブラッドと血の制約を結び、宣誓し、ブラッドと組織への忠誠を誓ったアリスは晴れてファミリーの一員に。それも
幹部に。
ちなみに、儀式でボスの血を与えてもらうのは破格の待遇らしいです。
マフィアになる以上、危険でえげつない仕事に携わる覚悟を決めていたとはいえ、現実問題として戦闘は無理だし、残酷なことはできないことがわかっていたアリスは、下っ端の構成員となって働くことになるだろうと考えていたので、突然の幹部就任にびっくり仰天。
手柄も立ててないのにいきなり幹部じゃ他の構成員が納得しない、しめしがつかないと異を唱えるも、ブラッドの決めたことは誰にも覆すことは出来ません。
これ、ブラッドたちがアリスを特別待遇しているというのもたしかにあるんだと思いますが、アリスは元々帽子屋ファミリーのボスやナンバー2という上層部とあまりに親しすぎるので、そういう人間を下位に据えるわけにはいかないらしいです。で、そういうの人間を幹部にすることは別段珍しいことでもおかしなこともでもないらしく。
他の幹部も特にアリスに不満は持ってないみたいでした。儀式が終われば皆歓迎してくれてたし。もちろん、エリオットや双子は大喜びですよ、アリスが本当の仲間になって。
ボスも、儀式の前には真剣に何度もアリスに「本当に後悔しないか」と意志確認してずっと厳しい顔をしていたんですが(アリスを危険な世界に入れたくなかったんだろうなあvvv)、儀式が済んだ後のスチルでは笑顔を見せていました。双子いわく、ボスも本当はアリスが仲間になって喜んでいるんだそうです。
それでこのルートは終了。
この儀式は無茶苦茶のけぞりました。冷酷チックなボスってば、破壊力ありすぎ。(笑)
これはアリス→ブラッド、ブラッド→アリスの恋愛色がないはずのルートなのですが(途中のとあるイベントで、ブラッドがアリスに恋愛感情を持っていないであろうことが垣間見れるんですよ。しくしく)、儀式終了後にボスが「これで(これからは?)君は私のものだ」みたいなことを言うので、見方によればブラアリ寄りに見えるエンディングかもしれません。(儀式のスチルや途中のイベントも、ブラアリ寄りに見えるものが多かったですし)
でもこれって、「私の(=ファミリー)のものだ」というニュアンスなんじゃないのかなあと私は思うんですけどね。
マフィアの怖い世界を垣間見れたこのルートはある意味異色で、かつ、ファミリーの面々からアリスが本当に大事にされているのがわかるシナリオだったので、かなり面白かったです。
インパクトがあったし、このルートのボスはひたすらかっこよかったし、たぶんこのゲームをフルコンプした後でmyランキングをつけるとすれば、このENDが上位に入ってくると思います。
なのですが、私は根っからのブラアリ派なので、アリス→ブラッドの気持ちが恋愛でなく上司としての敬愛で終わるのは、ちょっと辛いものがありました。(笑)
尊敬するボスの下に付いて働きたいってことだからなあ。皆と、真のファミリーになりたいということでもあるんだけど。
ボスはきっと他の女たちと関係して、傍で従うアリスはそれを見ることになるのだろうし。(アリスにボスへの恋愛感情がないにしても、なんか嫌じゃないですか?)
それを想像するとちょっぴり凹んでしまうのはここだけの話。
しつこいけど、やっぱロリーナさんはあの世で泣いているのではないかと思います。
妹が素敵な淑女になってくれることだけが望みだったのに、その最愛の妹は本職のマフィアの幹部になってるんだもんなぁ……。
銃器に触りたくもないと言っていたアリスも、マフィアになったからには非戦闘員とはいえそれなりの訓練をつむんでしょうね。
………。