モロバレしているので、現在攻略中・これから攻略予定の方はご覧にならないほうがよろしいかと。

以下、真治ルートの感想。
なのに真治のことはほとんど書いてないという罠が。





・小早川真治
リトルのクラスの委員長。お堅く真面目な性格で、なぜだかよく妖魔に狙われ、リトルと初めて出会った時にもやっぱり妖魔に食われそうになっていた。(ところをリトルに助けられた。ついでに吸血もされたw)

良い子だと感心させられ好感は持っているのですが、ビジュアルや性格面が好みではなくアウトオブ眼中でした。ゲームが終わってみても、ほぼ同じ感想。なんつーか、地味。
だけど一番萌えたのが、この真治ルートなのですよねー。つっても、萌えた原因は真治にあるのではなく、魔界のプリンスのおかげ。このルートは真治よりむしろプリンスメインだったような印象がします。真治もそれなりに美味しいところに出てくるのですが、プリンスのインパクトが強烈すぎて霞んじゃうんですよ……。

ストーリー的には、ゲーム中盤、真治が妖魔に殺されて、そのとき(真治の身体か意識を乗っ取ったか乗り移ったかあるいは初めから真治がプリンスだったのかは知りませんが)魔界のプリンスが覚醒し、そのプリンスがリトルを強引に嫁にしようとして結婚式までやっちゃうんだけど、途中でプリンスの中にいた真治の意識がそれを邪魔し、「誰が嫁になるか!」で大暴れなリトルと「絶対に嫁にしてやるぜ!」でブチ切れたプリンスが場外乱闘するという流れ。

それにしても色々と説明をはしょりすぎなので、これだけ見るとギャグみたいですね。あははは。でもシリアスですよ、間違いなく。

このルートでは、リトルを溺愛していたはずの兄ラドウの裏切りと、リトルとプリンスのガチンコバトルが面白かったんですわ。面白かったといっても、兄の裏切りに関しては意外性には良い意味で驚き、でも兄の株価は暴落したわけですけどね。

兄がとった行動は分からないでもないです。もともとは父ブラドがプリンスの花嫁となることを定められた少女(=リトル)を探し出し、プリンスに捧げなければならなかったのに、父はそれを拒否。反逆罪で処刑されるところを、ラドウが父の代わりに花嫁探し&教育をしたことで回避したのですから。(プリンスの花嫁と予言の書に定められたのはリトルらしいのですが、花嫁候補は他に777人もいるらしい。このへんもよく分からん……)
だけど、リトルを深く愛し始めてからもこそこそとプリンスのもとへ通い、「ぜひ、うちのリトルを花嫁に」と売り込みに行っていたという兄を想像すると、兄の苦悩に萌えるどころか虚しくも情けない思いで一杯になってしまいます……。
魔界の花嫁というのは、第一子の出産時に赤子に腹を食い破られて必ず死に、その後は魔界の城を支える養分にされちゃうらしいのです。で、兄はそれを知っているらしいのに、その上でリトルをプリンスと結婚させようとするんだから、凹みまくりましたよ。あんまりだー!

プリンスも、魔界の花嫁が非業の死を遂げることを承知の上でリトルを無理やり奥さんにしようとしたわけで、酷い奴ではあるんですけども。
プリンスにしてみればリトルを娶る義務があって、リトルも本来はプリンスの妻になることを定められて生まれてきたわけだから(いい迷惑だけど)、私からすればプリンスは真の悪役には見えないんですよね。
このルートではプリンス→リトルへの気持ちが分かりにくいですが、父ルートと兄ルートでは、プリンスがリトルを彼なりに愛しているということが判明するんです。
好きになった女を殺してしまうことになると分かっていても、魔界の王子の宿命としてリトルを妻にしないといけない。短い間の蜜月をせめて大事にして、温かい家庭を築きたい。そういう苦悩があるんですよ、プリンスには。
なので、たまに非道でたまにアホっぽくても、プリンスには萌えました。

結局プリンスとリトルの戦いはプリンス優勢で、犬飼や、リトルにとっては敵であるはずのヘルシング教授までが彼女を救おうと命を懸けたのに、兄は最後までやってこなかった……。(父は捕らわれてたので来れなかった)

呆れた。

いや、だから、兄の立場はわかるんだけども。
でもですね、こういうときにどっちつかずの立場に甘んじて、結局最後に勝ったほうの陣営に当たり前のようにいるっての、かっこ悪くないですか?

最終的にはリトルが勝ってプリンスが身を引いたということになるのですが。(よっ、プリンス、潔くてオトコマエ!)
でもここ、相打ちというか引き分けだったような印象を受ける……。いや、むしろ、プリンスのほうが早く目覚めていたのだから(あるいは初めから気を失ってなかったか)、プリンスの勝ちじゃないのかとも思える。だってリトルが気絶してたのならトドメさせるでしょ? ま、プリンスに余力があればの話ですけど。
兄は、全てが解決した後、何もなかったかのように、以前と同じくリトルの兄として彼女の側にいやがったんです。それも、当たり前のように!

なんだか納得イカーン!

しかも、プリンスが身を引いてなぜか真治が蘇ったわけですが、ラドウは真治がリトルを託すに相応しい男かどうか試すようなことをしたりするし。
ま、そのイベントの兄は潔いんですけどね……。

でもやっぱり素直に納得しがたいものがある……。
むううう。

結局、どんなに影が薄くてもこれはあくまで真治ルートなので、リトルと真治はめでたくカップル成立して終わりです。
真治は人間として、リトルは吸血鬼として生き続けるみたいなので、真治が加齢していくたびに二人は葛藤するんじゃないですかね。
たとえ永遠に変わらない愛があったとしても、老いて先に死んでしまう男と、永遠に14歳のまま美しい女ですから、どうしても悩みは続くんじゃないかと思うわけです。二人の容姿がつりあう今は問題なくてもね。

……という感じで、俺様プリンスに目が釘付けになり、ラドウにがっかりさせられ、ラストになってようやく真治の存在を感じられたシナリオでした。
でもこれが一番印象に残っているルートなんですよね。リトルとプリンスの追いかけっこ(=バトル)がド派手だったせいだろうな、きっと。


















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